人間はしてあげたことをずっと覚えている
この話が寄り添う心: 自分との向き合い方

もらったことより、してあげたことを35倍よく覚えている!?
「自分は誰からも支えられていない」「してもらったことなんて何もない」と思う人もあるでしょう。そこで、これに関して、面白い心理学実験の結果をご紹介します。
アメリカのある心理学者は、四百名の人たちを対象に、こんな研究を行いました。「人にしてあげた行動」と「人にしてもらった行動」をそれぞれ書き出させたのです。
その結果、書き出した行動の比率はなんと、三十五対一でした。つまり、人間は「してもらったこと」よりも、「してあげたこと」をはるかに覚えている生き物だということです。
ある女性の方から、
「私は彼のためにこんなに尽くしてきたのに、全然感謝してくれないんです」という相談を受けました。その彼に、念のため話を聞いてみると、
「どれだけ彼女の愚痴話を聞くために時間と電話代を使っているか。それを全く感謝してくれない」とぼやいていました。人間は三十五倍も「してあげたこと」を覚えている生き物ですから、いきなり「感謝しろ」と言われてもできません。
感謝できないのは、自分が支えられていることに気づかないからです。
それを知れば、誰の心にも感謝の心が芽生えます。
だから、お釈迦さまは、まず恩を知るという「知恩」を最初に教えられています。
そうすれば必ず、感恩、そして報恩が続くのです。あらてめて自分自身を振り替えされられますね。
— もっと深く学びたい方へ —



