ヤショダラ姫との結婚
この話が寄り添う心: 人間関係

ヤショダラ姫との結婚
物思いにふけることの多いシッダルタ太子を心配した父・浄飯王(じょうぼんおう)は、太子19歳のとき、インド一番の美女といわれたヤショダラ姫と結婚させました。
新婚生活のためか、一時は太子は明るい表情を取り戻したともいわれますが、しばらくするとまた物思いにふけられるようになったといわれます。
何のために生きるのか。城を出て、まことの悟りを求めたいと思われたのでしょう。
ところがその矢先、このヤショダラ姫との間に、子供が生まれました。
太子はその子にラゴラと名付けてしまったのです。
ラゴラとは束縛者という意味です。ラーフーラともいわれます。
自分の子供に「束縛者」という名前を付けるとは何とひどい親なんだと思われる方もあるでしょう。
しかし、
「人はなぜ生きねばならないのだろうか」
人生の意味を深刻に問い悩んでいる太子にとって、子供が生まれたということは、自分をこのカピラ城に縛り付ける束縛者としか思えなかったのかもしれません。
そのときの太子の苦しみ悩みはそれだけ深いものだったのでしょう。
浄飯王、四季の御殿を作る
浄飯王は、そんなシッダルタ太子をなんとかとどめようと、春夏秋冬、それぞれに快適に過ごせる別荘を建てさせ、そこにたくさんの美女をはべらせて太子をとどめようとされたのです。
しかし、太子の出城への思いは変わりませんでした。
ついに太子は父・浄飯王に、城を出て真の幸福を求めさせてくださいと願い出たのです。
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